簿記3級は受かったけれど、2級は合格すると何が変わるのかな?
簿記2級は難しいけれど、合格後の変化が感じやすいよ
私が簿記2級の合格後につよく感じたできるようになったことを4つ選びました。
簿記2級の合格後に感じる変化は細かいこともあげるとキリがないほど多いです。
その中でも合格後に感じた大きな変化をまとめましたので、合格後のイメージを見ていきましょう!
目次
合格後の変化を実感したこと4選
未経験で経理職に転職できた!
未経験でも選考に残りやすい。
書類選考や面接でアピールしやすく、転職に役立ちます!
簿記2級のおかげで未経験でも納得した転職ができました。
そもそも経理職は求人数が少なく競争が激しいので、未経験者はチャンスが少ないです。
それでも簿記2級のおかげで納得のいく転職ができました。
資格のおかげで書類審査も通りやすく、面接では仕事しながらどう工夫して合格したのかアピールしやすいです。
面接の場でも、エピソードからまじめな性格であることや、計画性や学習欲が高い人であることの証明として使うことができます。
面接官も簿記を勉強しているため、勉強範囲や努力を理解してもらいやすいのが強み。
自分に自信がついた
勉強を継続する努力や根拠をもって説明が出来るようになる!
プライベートも仕事も自信がついています!
合格した後は、自分に自信がつきました。
簿記2級の勉強はかなりハードです。
3級と比べると範囲がかなり広く、平日は最低1時間、休みの日も約4時間勉強し続けて、なんとか半年で合格。
かなりの努力が必要なので合格した時はガッツポーズが自然と出るほど、すごく嬉しかったです。
仕事をしていても、勉強を続けることが出来たという自信がつきました。
また、経理の仕事では簿記2級レベルの知識は必要です。
なによりも2級まで勉強すると根拠をもって誰かに説明できるようになるでしょう。
ちゃんと理解できるニュースが増える
理解できるニュースが増えるため、新聞も楽しく読めるようになった!
今までは聞き流していたニュースもしっかりと何が変わるのかイメージできるようになりました。
例えばこの前見たニュースです。
企業が取引先との接待などに使う交際費のうち、税法上、経費扱い(損金算入)として非課税にできる「1人あたり5千円以下」の飲食費について、政府・与党は上限を1万円に引き上げる方針を固めた。
Yahoo!ニュース - 経費扱いの交際費、上限「5千円」→「1万円」へ 政府・与党方針
国が交際費の損金算入できる上限を5千円から1万円まで上げるのを検討し始めたよ!!というニュースです。
簿記でもややこしい税務の論点なので、3級の人や知らない人には難しいです。
交際費は飲み食いだろ?と想像できますが、損金ってなんだ!って感じかと思います。
ただ、簿記2級の合格者は理解できます。
ニュースを読んで何が変わって、どういう影響があるのか理解できる。
日頃のニュースや新聞を楽しく読めるようにもなったことが一番うれしい変化でした。
このニュースについて詳しく知りたい!と思った方はこちらの記事にてご紹介してますので、是非ご覧ください!
家計管理が上手になった
資産・債務など把握する方法や価値の考え方を知ることで、家計管理に活かせる!
簿記は家計管理にとても役立ちます。
私も毎月資産や収入と支出の管理表を簡単に作っています。
ローンがある人は特に資産・債務が視覚化されるのでおすすめ。
大企業や国も簿記をベースにお金の管理をしていると考えると、そのやり方を学べば家計でも使えそうですよね。
さらに簿記を勉強した後は、物を買う時や投資にも役立っていると感じています。
物の価値が減っていく(減価償却)ことは、何か購入する時に自然と考えます。
5年後に110万になるものは今はいくらか?(将来現在価値) は将来のお金を考える上で大事な考え方です。
もちろん、価値の動きはケースバイケースなので、計算された数字は当てになりません。
ですが、世の中にはそういう考え方があるのか!と知れたことが大きいです。
簿記2級の勉強をおすすめする人!
簿記2級まで勉強することのメリットはありますが、勉強にエネルギーと時間が必要なのも事実です。
そのため、自分は簿記2級に挑戦した方がいいか判断の目安を挙げてみました。
経理職に興味がある人
経理職に興味がある人は必ず挑戦してみましょう。
仕事では簿記2級レベルの知識が求められることが多く、3級では足りません。
簿記2級を勉強する中で、やっぱり楽しいと思う方は経理職に向いていると思います。
また、経理職は他の職種に比べると未経験者が転職するにはかなり狭い門になります。
そもそも求人数が少ない上に、経験者が有利になる傾向があるからです。
簿記2級を持つことで書類選考で経験者と戦うスタートラインに立つことが出来るでしょう。
未経験者で経理に興味がある方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
企業分析を詳しくしたい人
簿記2級まで勉強すると財務諸表の細かいルールまで理解する必要があります。
簡単な企業分析では3級程度の知識でも充分です。
しかし、企業分析を詳しく知りたい方は2級までの取得をおすすめします。
会計ルールの違いで財務諸表に影響を与えるケースやルールが変更されたことで、去年と金額が変わるこがあります。
会計のルールが変わった時に、どういう影響があるのか理解したい人は簿記2級の知識が必要です。
事業を興したい人
商売を始めたい人も簿記2級がおすすめ。
理由としては、簿記2級では税務会計の基礎をしっかり押さえることが出来るためです。
税務会計と管理会計の違いや益金・損金の考え方などは必須で学びましょう。
税理士に任せればいいやと思うのではなく、自分で理解しておくことは重要です。
簿記を理解することで、経営分析や適切なコスト管理等にも役立ちます。
簿記3級が楽しかった人
簿記3級が楽しかった人は、2級も楽しく勉強できるでしょう。
もちろん常に楽しい必要はありませんが、振り返って簿記って面白いなと思えたら2級も楽しめると思います。
2級まで学ぶと、かなり財務諸表の作り方を深く知れるため財務諸表の楽しさも増えます。
簿記2級は今後の人生にまちがいなく役立ちますので、3級が楽しかった方は勉強して見ましょう。
まとめ
簿記2級に合格した後に私が感じた変化をまとめてみました。
転職などの人生の重大な変化から、ニュースが理解できるようになるなどの日常の変化まで様々です。
この例は私のケースでしたが、もっとたくさんのメリットがあると思います。
人によっては投資に使えたり、確定申告の理解が進んだりもするでしょう。
また、簿記2級の勉強をおすすめの方は以下の方です。
私にとって簿記の合格は人生のターニングポイントです。
そのため、簿記の興味があるようでしたら勉強することをおすすめします!
簿記2級までは独学でも合格できます。
私は独学で未経験から2級までなんとか1年で合格出来ました。
簿記2級の時は急ピッチで勉強していたため、平日は1時間、休日は4時間以上を半年続けてなんとか合格しました。
私が使っていたテキストは「スッキリわかる」シリーズです。
もし勉強しようか考えている人は、ぜひ一度購入して少しでもよいので勉強してみることをおすすめします。
ハードな資格ではありますが、興味があったらぜひ簿記2級に挑戦してみましょう!