転職に向けて自己分析をしたいけれど本がたくさんあって、どれが良いかわからない!
そんな悩みを持っている方に向けて自己分析をするのにオススメの本を5つ紹介します。
一般的な自己分析本のみでなく、転職に役立つ本もピックアップしました。
自己分析の本にも傾向があるので、挫折しにくそうなあなたに合う本を見つけていきましょう!
目次
挫折しないように、本のタイプを把握しよう
自己分析に関する本は様々ありますが、自分に合ったスタイルで行わないと挫折しやすいです。
本によって難易度が高いものや時間がかかるものもあるので、自分に合った難易度を選びましょう。
また、今回ご紹介する本をタイプ別に分けてみました。
それぞれの特徴や向いている方など簡単にまとめましたので見ていきましょう!
1.テストタイプ
質問に答えるとあなたの長所や性格などを分析して教えてくれます。
質問に答えるだけというお手軽さから、自己分析が苦手な人や簡単に取り組んでみたい人にオススメです。
デメリットは回答を分析しているだけなので、結果の信頼性が劣る時もあります。
新しい一面を知れたり、自分を客観視できるツールとして優秀ですが、参考程度に捉えると良いでしょう。
2. しっかり自己分析タイプ
自分の経験や性格を深く掘り下げるため、転職に役立つ!
今までの過去やその時の感情を振り返り、性格や長所・短所等を分析するやり方です。
細かく自己分析する傾向があり、面接の時の回答に活かすことが出来るので転職に役立ちます。
デメリットとして、しっかりと自分と向き合う必要があるので時間と労力が必要になることです。
人によっては辛く感じるかもしれませんが、詳しく自己分析をしたい方におすすめです。
3. 置き換えタイプ
自己分析の本ではないが、本の内容を自分に置き換えると自己分析できる!
自己分析の本ではないものの、本の内容をご自身に置き換えると自分について再認識できるタイプです。
楽しく学べるが一番の特徴で、挫折しにくいでしょう。
ただし他のトピックをメインにお話が進むので、本を読み進めれば自己分析が出来るわけではないことに注意しましょう。
自己分析本のおすすめ5選!
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
テストタイプ
教育心理学者であった故ドン・クリフトン氏が人の強みを生かす研究で確立した「才能 x 投資 = 強み」を用いたテストです。
本についてくるコードで、公式サイトにログインすることでオンラインのテストを受けることが出来ます。
そのテストの回答から、あなたの「強み」を知ることができるレポートを貰えるのが本書の特徴です。
クリフトンストレングスが提唱している34の資質の中から、あなたが特に備えている5つの「強み」について説明しています。
そのレポートの結果からあなたの過去や経験を思い返してみると、自分では気づけない視点で自己分析できるでしょう。
特に面白いと感じたのは、同じ資質に関するレポートでも、その内容は回答結果によって少しずつ違います。
例えば私と友人は同じ「分析思考」という資質を持っていましたが、動機や癖が異なっていて、お互いの性格を簡単に表していました。
同じ資質でも、さらに細かく特徴を教えてくれるのは良いポイントです。
ストレングス・ファインダーが向いてる人!
- 自己分析が苦手
- これから自己分析を始めたい人
- 他人の視点から自己分析をしたい人
テスト自体は30分から1時間ぐらいで終わり、どれも簡単な質問です。
ただし注意点として本のコードは1度しか使えないため、中古本は避けて新品の本を買いましょう。
簡単に自己分析をしたい人からガッツリ自己分析したい人まで全員におすすめの本です!
自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義
テストタイプ
様々な大学で教鞭を取るパーソナリティや動機付けを専門にする心理学の研究者であるブライアン・R・リトル氏が書いた本です。
この本の大きな特徴として、人は様々なシーンによって人格を使い分けているという考えが軸になっていることです。
様々なシーンで人格を使い分けていたとしても、その中で「本当の自分とはなにか?」を様々なテストから探っていきます。
特に印象に残っているのが『パーソナリティは「タイプ」でなく「尺度」で理解する』(p54.)という一文でした。
私が今まで自己分析をしていく中で感じていた「この選択肢は状況によるのになぁ」というモヤモヤをうまく溶かしてくれた一文です。
自己分析に直接関わりのない内容もいくつかありますが、面白い研究結果が紹介されているので読書としても楽しめます。
ハーバードの心理学講義はこんな人におすすめ!
- 楽しく自己分析をしたい人
- 世間一般の自己分析に関するテストは苦手・飽きた人
私が今まで受けた性格診断テストなどとは全く違う方法で「私とは?」を調べていくテストが複数あります。
どのテストも問題の数は少なく、簡単に楽しく受けることが出来る本です。
自己分析の本は読後に達成感や疲労感を感じることが多いのですが、この本を読んだ後は少し心が軽くなった気がしました。
自信をもっておすすめする自己分析も出来て、読書も楽しい一冊です。
ビジョントリガー
しっかり自己分析タイプ
ビジョントリガーとは『心の中で描いている「最高のゴール」へと導いてくれるエンジン』(p.3)です。
人生観、仕事観、人間観などを問い直し、明らかにするプロセスを行うことで、ビジョントリガーを見つけることが出来るとのことです。
理想や目標に向けてエネルギーが湧くビジョントリガーを見つける過程で、自己分析をしていきます。
この本の特徴は自己分析だけにとどまらず、その理想や目標に向けた具体的な計画を立て、どのように達成していくのかを考えることが大きな特徴です。
私自身、私が望んでいるものって実はこれもあったのかと新しい発見があり、その達成に向けた行動も立てることが出来ました。
ビジョントリガーはこんな人におすすめ!
- しっかり自己分析をしたい人
- 本当は何をしたいのだろうかとモヤモヤを感じている人
- 分析だけでなくその後の計画も立てたい人
かなりしっかり自分と向き合う必要があるので、深く自己分析を行いたい人にオススメします!
具体的に今やっている行動をやめて、どういう風に新しい行動を続けていくのかまで考えていくので、読書後も続けやすいでしょう。
自己分析だけにとどまらず、ワークを通して今後の具体的な行動まで決めたい人に最適な本です。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
しっかり自己分析タイプ
今回ご紹介する本の中ではしっかりと自己分析をしたい人に向けた本です。
まず初めに、そもそも「やりたいこと」とはなにかの定義から始まります。
この「やりたいこと」の定義は「そうそう、そうなんだよ!」とうなづちを何度も繰り返してました。
ここだけでも買う価値はあると思いました。
そして様々な質問を通して現在の自分を知り、まとめていくことで「やりたいこと」は何かを見つけていきます。
世界一やさしい「やりたいことの見つけ方」はこんな人におすすめ!
- ガッツリ自己分析をしたい人
- わたしの「やりたいこと」がわからない人
時間はかかりますが、自己分析をしっかり行いたいという人にとてもおすすめです。
今回ご紹介する本の中で最もエネルギーと時間が必要な本だと思います。
私は時間をかけてかなり丁寧にやりこんだので4日かかりました。
一方で、自己分析はこの1冊でOK!と言い切れるほど深く内面を探れる本です。
また、「やりたいことって言われても見つけられなくて困るんだよな。」と思っている人にこそ読んでほしいです。
もしも迷っていたらぜひ手に取ってみてください!
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
主人公に置き換えタイプ
この本は現状のあなたの市場価値を知り、転職を考えるべきかを学べる本です。
自己分析の本ではないですが、転職時において重要な「市場目線で自分の価値を再認識する」というキャリア分析が出来ます。
面接官の視点で、私は価値ある人材とどうしたら説明できるのか?
私のキャリアを生かして転職するには、次の会社はどこを選べばいいのだろうか?
そのような悩みを持ち、転職を迷っている主人公青野が転職コンサルタントの黒岩と出会い、様々な出来事と葛藤を通して転職を目指すストーリーの本です。
転職時に考えるべきことを読むだけで理解できるように作られていながら、楽しみつつサクッと読めます。
マーケットの視点で自分の価値を再認識出来るので、他の本で自己分析した結果を転職に活かす応用本としてもおすすめです。
転職の思考法はこんな人におすすめ!
- 自分のキャリアを再認識したい人
- 転職をこれからする人
転職の時に重要なポイントを様々紹介してくれています。
これまで転職を考えてなかった人が、自分のこれまでとこれからのキャリアを考えるのにとても役に立ちます。
転職をしたことがある人も、定期的に読んでみることで新たな発見があるはずです。
転職を考えている人は是非、一度読んでみてください!
まとめ
転職時に役立つ自己分析の本をご紹介しました。
自己分析と言っても、本によって自己分析のやり方はバラバラです。
ご自身に合った自己分析のやり方だと挫折しにくいので、あなたに合った本を見つけましょう!