経理 資格

簿記3級は何ができるようになる?合格者が正直に答えます。

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簿記3級で出来ること

  • 家計管理の意識が変わる
  • 投資指標の理解が深まる
  • 予算作成時に役に立つ
  • 勤務先や競合他社の分析ができる

簿記3級はビジネスパーソンにおすすめされる資格ですが、何ができるのかわかりづらいです。

わかりづらさからモチベーションが上がらないことも・・・

そこで今回の記事では、合格後にできることをイメージがわくようにまとめてみました。

簿記のこまかい説明にならないようにわかりやすく説明しています。

早速みていきましょう!

日常生活で役に立つ具体例

家計管理の意識が変わる

家計管理の意識するポイントが変わります。

簿記を勉強すると資産と負債も勉強するからです。

ふだんの家計管理で意識するのは収入と支出だけです。

収入と支出を把握することで毎月の家計の成績がわかります。

一方で、資産と負債は今までの積み重ねに対する成績となります。

簿記3級を勉強すると、資産と負債に意識を向けて家計を考えられるようになるでしょう。

ただ収入と支出だけを気にする家計管理から、今の資産や負債の管理も出来るようになる。

簿記3級の勉強はより安心な家計管理に役立てます。

投資指標の理解が深まる

簿記3級を学ぶと投資指標の理解が深まる

個別株に投資をする時に役立つ指標の理解が深まります。

実は簿記3級ではこれらの指標自体はあまり勉強しませんが、簿記の勉強後は解像度が上がります

例えば、個別株に投資する際に代表的な例が自己資本比率やROE (自己資本利益率)です。

自己資本比率は「自己資本÷総資産x100%」、ROEは「当期純利益÷自己資本 × 100」で簡単に求められます。

公式自体は簡単ですが、簿記3級を勉強すると公式の意味が深くわかる。

さまざまな投資指標がほかにもありますが、どの指標も解像度を上げられるのが簿記3級です。

仕事で役にたつ具体例

予算作成時に役に立つ

私の友人が予算を作成する時に中身を理解できないまま作っていたそうです。

話を聞くと、簿記3級を勉強するだけでも理解進みそうだなと感じました。

経営者が事業を分析して予算を配分する時には財務諸表を必ず使用します。

その財務諸表は簿記をもとに作られています。

簿記3級を理解することで、予算作成のための基礎知識もゲットできる!

予算作成は重要な仕事なので、基礎の理解はしておくと役にたつでしょう。

勤務先や競合他社の分析

今勤めている会社の財務諸表が理解できるため、分析にもつながります。

現金が増えたけど、借金した?

それとも利益で増えた?

借金したなら、近いうちに何か投資するのかな。

固定資産が増えてるけど、工場建てていたな。

他の会社はどういう方針なのだろうか?

このような簡単な会社の分析はできます。

競合他社の分析もすることで、勤務先の強みや弱み、転職タイミングなど検討できるでしょう。

簿記ってそもそも何?

今まで簿記3級でできるようになることを見てきましたが、そもそも簿記とはなんでしょうか。

簿記は企業の日々の業務を記録し、整理することで経営の状態を把握して分析できるスキルです。

大会社から中小会社まで全ての会社で、このスキルを使って経営の成績をつけています。

簿記と聞くと、資格試験のイメージが浮かぶでしょうか。

実は複数の団体で簿記の試験は開かれています。

その中でも日本商工会議所が主催する「日商簿記」を受験するのがおすすめです!

日商簿記3級はネット受験も可能で、試験日も選べるため気軽に挑戦も可能なためです。

簿記の中身についてこちらの記事で紹介していますので、気になったらご覧ください。

簿記3級の勉強時間は?

簿記3級の合格までの勉強時間は120~150時間といわれています。

毎日1時間・休日2時間の勉強を続けたとして、3ヶ月から4ヶ月ほどが合格までの目安です。

私は独学で未経験から簿記3級に合格するのに3ヶ月かかりました。

簿記3級は独学でも合格可能です。

ただ私は初学者こそスクールをおすすめします。

簿記は全く新しい概念の勉強になります。

そのため、独学だと終わりが見えず途中で挫折してしまうこともあるからです。

スクールは講義が決まっているため終わりが見えやすく、続けやすいです。

費用を抑えたいならば独学で、続けやすさを重視するならスクールを選びましょう。

まとめ

簿記3級を合格すると以下のことができるようになります。

  • 家計管理の意識が変わる
  • 投資指標の理解が深まる
  • 予算作成時に役に立つ
  • 勤務先や競合他社の分析ができる

今まで収支の把握で終わっていた家計管理から、資産負債の管理もできるようになります。

収支は毎月の成績表、資産負債は今までの成績表。

家計管理の視点が変わることで、より効果的な家計管理ができるようになります。

また簿記は財務諸表を作るスキルです。

自己資本比率やROEなどの分析するための投資指標の理解が深まります

仕事においては、財務諸表をもとに予算作成をしている会社が多いため、予算管理にも役にたつでしょう。

また、勤務先やライバル企業の分析ができることで勤務先の強みや弱みを知ったり、転職活動を考えることができます。

日商簿記の簿記3級を合格するには、120時間から150時間の勉強時間が必要です。

費用を抑えたいならば独学、続けやすさを重視するならスクールを選びましょう!

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ぼー

中小外資系で働く28歳の経理マン
米国公認会計士 科目合格|簿記2級取得

店舗スタッフとして新卒で入った会社を1年目で転職決意して、2年目終わりに未経験から経理職へ転職
経理の情報って集めづらい!と感じ、本当に役立つ経理のブログを運営中

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