転職

経理の志望理由はどう作ればいい?なぜ未経験こそ重要なのか

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うりぼき君

未経験で経理に転職したいのだけれど、志望動機ってどう作れば良いのかな?

未経験の人が経理職に転職をするときには志望動機はとても重要です。

実務経験がない未経験者はやる気やポテンシャルが重視される傾向がありますが、面接官にやる気やポテンシャルがある印象を自然に与えるのが志望動機だからです。

わたしが面接官をしたときにも志望動機がはっきりしていない人はいましたが、準備不足の印象を受けたために見送ることもありました。

志望動機がうまく作れるか不安・・・というかたに向けて、志望動機をうまく書くための方法を説明しました。

あなたを魅力的な人材と思ってもらえるような志望動機を作れるように、一緒に記事を見ていきましょう!

未経験者の志望動機はなぜ大事?

未経験で経理職になりたいときに志望動機はとても重要!

なぜなら未経験者には経験がないため、志望動機を通して人となりを見ようとするからです。

志望動機にはこんな効果も!

  1. やる気を見せることができる
  2. 将来性を面接官に感じさせる
  3. しっかりとしている印象を与える

やる気を見せることができる

志望動機を上手く活用するとあなたのやる気を見せることができます。

あなたが経理になろうと思った理由から将来どうなりたいかまでを丁寧に伝えることができると、あなたが経理として働いているイメージを面接官に持たせることができます。

この人はやる気もあるし、ちゃんと経理として働くイメージができている!

と思われるような志望動機になるととても良いです。

転職エージェントのDodaの記事によると「熱意・ポテンシャル」が採用を決める上で重要と考えている企業も多いようです。

最初の面接では直属の上司や同僚になる人が面接官になることも多いため、この人なら一緒に働けそうだなと思われるかどうかが面接突破の決め手だったりします。

しっかりとやる気を見せることができるような志望動機を作って転職活動を有利にしていきましょう。

将来性を感じさせる

今後の目標についても大まかな方向性で良いので、かならず決めることをおすすめします。

そうなったら良いなと思える方向性を考えるほうがもちろん良いのですが、働いていく中で変わっても問題ないです。

未経験でも将来を考えているとアピールするのが重要なので、現時点でいつかやりたい仕事を面接官に伝えていきましょう。

そうすることで、あなたが長期にわたって活躍してくれそうな人材と思ってもらえます。

しっかりしている印象を与える

準備がされている志望動機はあなたがしっかりしている印象を面接官にもたしてくれます。

経理職に興味を持った理由やこれまでの努力について具体的に話すことで、自分の頭で考えて、行動ができることを違和感なく伝える。

志望動機が具体的に固まっていると、面接の場で自信を持って受け答えもできるため、コミュニケーションができる人と思われるでしょう。

志望動機の作り方とポイント

実際に志望動機を作る際には「会社視点」と「わたし視点」の2つの視点から考えることがポイントです。

会社視点で考える

それぞれの会社によって求められている人材は違うため、応募する会社によって細かく志望動機を変えることが理想です。

しかし、仕事をしながらの転職活動では全ての応募企業の分析をして志望動機を変えることは正直難しい・・・。

そこでわたしは大企業、中小・上場子会社、外資系企業の3分類に分けて、書類選考時に企業規模によって志望動機を使い分ける方法を取っていました。

大企業中小企業・上場子会社外資系企業
会計基準上場基準

会社による

(上場子会社は上場基準)

親会社の基準

(IFRSやUSGAAPが多い)

担当範囲狭い広い会社規模による
求められる知識深い浅く広く会社規模による
特徴長期的にキャリアを形成様々な対応が必要英語が必要

大企業は上場基準のため、会社のルールや期日がとても厳しいです。経理部の人数も多く担当範囲が狭いため、長期で経理のスペシャリストを目指す傾向があります。

中小・上場子会社では求められる担当範囲が広いことが多く、経理のオールラウンダーになるようなイメージです。様々な業務に関われるので、会社の商流と仕訳の流れを理解できる傾向があります。

外資系企業は会社の規模によって大企業のような会社もあれば、中小・上場子会社の担当範囲のようなやり方もあります。しかしどちらも共通しているのは英語が求められるケースが多いことです。本社や他国の支社の同僚や上司とミーティングをする必要も出てきます。

この3つのパターンの特徴を押さえて、それぞれどういう人材を求めているだろうかを抑える志望動機を準備していました。

より細かい説明は別の記事で説明予定ですので、さらに興味ある方はそちらをご覧ください!

わたし視点も重要!

わたし視点とは、今何をしたくて、将来どういう風なキャリアを目指したいかを考えることです。

志望動機で差を作るには、あなたがどういう風に経理を目指したきっかけを丁寧に伝えることから、今何をしたいのかを考えておくことが重要です。

あなたのいままでの行動と考えを振り返ることで、あなたオリジナルの志望動機が作れます。

未経験者の場合はやる気やポテンシャル、一緒に働けそうかが採用の決め手になることが多いので、キャリア形成をしっかり考えられている人の方がより印象が良いでしょう。

わたしが実際に使った志望動機

志望動機を作る時のポイントがわかったところで、これから実際に志望動機の参考例を見ていきたいと思います。

まず私が実際に未経験で転職をしたときの志望動機をご紹介したいと思います。

わたしの志望動機

私が前職で店長候補として働いている時に、1番楽しかった仕事が店舗の分析でした。

店舗や会社の分析をするために簿記の勉強を始めましたが、勉強をする中でより会社のお金の管理や分析をしてみたいという気持ちが大きくなったため、経理を志しました。

最初は教わったことを理解して自立していくことを目標にしつつ、徐々に経営分析や予実管理などにも関わっていきたいです。

この志望動機は1番短い文字数で書類選考を書きたい時に使った例です。

私が前職を通して何に1番興味があったかを思い返してみると、店舗分析が一番楽しいことでした。

面接ではこの志望動機をきっかけに、「店舗分析がなぜ楽しかったのか」「働きながら簿記2級の勉強を継続して合格した方法」など私らしいエピソードをさらに追加して説明しました。

書類ではあくまで簡潔に。詰め込みすぎず、とはいえ簡素になりすぎないちょうど良い文章量で書くことが重要です。

書きすぎに注意しつつも、面接で話したいエピソードがある場合は話すきっかけを作る意識で志望動機を作成してみましょう。

それでもうまく書けない時はどうしたら良い?

それでも志望動機がうまくまとまらなくて、どうしてもうまく書けない。

そんな時には以下の3つの方法を試してみてください!

うまく書けない時にすること!

  1. 経理に興味を持ったきっかけを丁寧に思い返す
  2. 経理の仕事を知る
  3. 他人に見せて、アドバイスをもらう

興味を持ったきっかけを丁寧に思い返す

経理に興味を持ったきっかけを思い返して、最初に浮かんだきっかけを5W1Hを使って深掘りしていくと良いです。

例えばわたしは「店舗分析が楽しく、簿記を勉強していくうちに経理に興味を持った」ということに関して、なぜ店舗分析が楽しかったのか。どういう時に楽しく感じたのか?などと深掘りしていました。

深掘りをする時は誰にも見せるわけではないので、ほかの人には見せたくない部分も含めた本音ベースで問題ありません。

「なぜ、どうして、いつ、どこで、どのように」興味を持ったのかを考えて深掘りしたきっかけを採用活動に活かせそうな文章に変えていきましょう。

きっかけを深掘り後に文章をまとめることで、自然とあなたらしいエピソードが生まれて、魅力がある志望動機になるでしょう。

わたしが未経験で経理職に転職をしようとしていた時に、毎回かならず「なんで経理職に興味を持ったの?」と面接で聞かれていました。

経理に興味を持ったきっかけは丁寧に思い返しておくと面接の時にかならず役に立つので、深掘りをしっかりしておきましょう。

経理の仕事を知る

良い志望動機が書けないのは、そもそも経理が何をしているのかイメージできていないことも考えられます。

業務経験がない人はどういう仕事をしているのかを想像していくのはかなり難しいため、さまざまな情報を収集して経理の仕事をイメージしていきましょう。

一番おすすめの方法は実際に会計業界や経理で働いている人に話を聞くのが一番イメージしやすいです。

しかし、経理で働いている人を知らない!という人もいるはず。そんな方には本や漫画を読んでみることもおすすめです!

特におすすめなのは、ドラマ化や漫画家もされた小説ライトノベルの「これは経費で落ちません」や漫画「女騎士、経理になる」です。

ほかにもGoogleやYoutube、X(旧Twitter)にも情報は落ちているため、積極的にさがしてみましょう。

だれかに見せてアドバイスをもらう

志望動機を一度つくってみたけれど、うまく書けたか不安な人はだれかに見てもらってアドバイスをもらってみましょう。

わたし自身、自分では問題ないと思っていた部分が他人にはうまく伝えられていないということはよくありましたし、逆に詳しく書きすぎてごちゃごちゃしていると言うアドバイスをもらうこともありました。

最終的に志望動機を見るのは、赤の他人の面接官です。あなたを知っている人にも理解されにくいポイントは面接官にはおそらく伝わらないケースが多いでしょう。

そのため、だれかに見てもらって添削してもらうのはとてもおすすめです。

もしも見てもらえそうな人がいなかったら転職エージェントも見てもらえるサービスがある会社もありますので、エージェントに見てもらうのもおすすめです。

まとめ

経理未経験者にとって、志望動機は合否を左右する影響を持つほどとても重要なポイントです。

中途採用では業務経験が採用の決め手になることが多いですが、未経験者は経験で勝負できないため、ポテンシャル・やる気・人となりが重要になってきます。

志望動機をしっかりと準備しておくことで、こんな効果が期待できるでしょう。

  1. やる気を見せることができる
  2. 将来性を面接官に感じさせる
  3. しっかりとしている印象を与える

私が志望動機を作る時に気を付けていたポイントは、会社視点わたし視点の二つの視点で考えることです。

会社視点で考える時には会社を企業規模別に大企業(上場企業)、中小企業・上場子会社、外資系の3パターンに分けて考えていました。

大企業中小企業・上場子会社外資系企業
会計基準上場基準

会社による

(上場子会社は上場基準)

親会社の基準

(IFRSやUSGAAPが多い)

担当範囲狭い広い会社規模による
求められる知識深い浅く広く会社規模による
特徴長期的にキャリアを形成様々な対応が必要英語が必要

わたし視点とは、経理を志望した理由やきっかけから実際に起こした行動、将来どういう担当をしたいかなどです。

それでもうまく書けない!と言う人は以下の3つの行動をしてみましょう。

うまく書けない時にすること!

  1. 経理に興味を持ったきっかけを丁寧に思い返す
  2. 経理の仕事を知る
  3. 他人に見せて、アドバイスをもらう

未経験だと経理になぜ興味を持ったのかは面接の場で必ず質問されるトピックの一つです。

丁寧に深く考えておくほどあなたのことが伝えられる魅力的な志望動機が作れるので、きっかけを丁寧に分析していきましょう。

経理が実際に何をしているのか知らないケースでもうまく志望動機が書けないことがあります。

その場合は、実際に経理や会計業界で働いている人に話を聞いたり、漫画や本を読んでみるのもおすすめです。

また、ほかの人に見てもらうことでうまく書けていない部分やごちゃごちゃになっている箇所もわかるので、他の人にみてもらうのもよいでしょう。

未経験にとって志望動機はあなたを魅力的な人材とアピールするのにとても重要です。丁寧にしっかりと志望動機を作り込んで、転職活動を頑張っていきましょう!

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ぼー

中小外資系で働く28歳の経理マン
米国公認会計士 科目合格|簿記2級取得

店舗スタッフとして新卒で入った会社を1年目で転職決意して、2年目終わりに未経験から経理職へ転職
経理の情報って集めづらい!と感じ、本当に役立つ経理のブログを運営中

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